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桐野夏生「OUT」。 [読書]

最近の、バラバラ殺人事件の多発に、思わず、以前読んだ本を思い出してしまいました。

桐野夏生「OUT」です。

(講談社文庫 上・下)

田中美佐子さん主演でTVドラマ化され、また、評判はあまり良くないようですが映画化もされているので、ご存知の方も多いと思いますが、やっぱり小説で読むのが、一番面白いと思います。

深夜の弁当工場で働く主婦たちは、それぞれの胸の内に得体の知れない不安と失望を抱えていた。「こんな暮らしから脱け出したい」そう心中で叫ぶ彼女たちの生活を外へと導いたのは、思いもよらぬ事件だった。なぜ彼女たちは、パート仲間が殺した夫の死体をバラバラにして捨てたのか?犯罪小説の到達点。’98年日本推理作家協会賞受賞。


普通の主婦が、死体をバラバラにして捨てる。そこには、彼女たちなりの理由があり、それは、私の周りでも、十分起こり得ることと思えてしまう怖さがあります

細かいところなどは忘れてしまいましたが、風呂場で4人(3人だったかな?)の主婦たちが協力して、死体をバラバラにする場面や、それを捨てに行くところなどは、妙に、頭の中に残っています。

桐野夏生さんの小説は、どれも面白くて、私の好きな作家の一人ですが、この作品は特に、人物描写やストーリー展開が素晴らしく、ぐいぐい引き込まれる、とっても面白い小説です

冒険小説。 [読書]

冒険小説が好きです。

プレイログを始めて、すっかり読書をしなくなってしまったんですけど、やっぱりスケールの大きな冒険小説を読んでいる時って、至福の時間ですね。

そこで、私が今までに読んだ冒険小説の中で、特に心に残っているものを、いくつかご紹介します。

秋の夜長に、いかがですか?


逢坂 剛 「カディスの赤い星」



これは、私が冒険小説にはまるきっかけとなった作品です。
フリーのPRマン・漆田亮は、得意先の日野楽器から、ある男を探してくれと頼まれる。その男の名はサントス、20年前スペインの有名なギター製作家ホセ・ラモスを訪ねた日本人ギタリストだという。わずかな手掛りをもとに、サントス探しに奔走する漆田は、やがて大きな事件に巻きこまれてゆく…。国際冒険小説の達成点。直木賞・日本推理作家協会賞・日本冒険小説協会大賞を受賞。

日本とスペインを舞台に、ギターに由来する人探しから、スペインの反政府運動対治安警察の争いに巻き込まれてゆきます。内容はほとんど忘れてしまったけど、とにかく、面白かった~、というのだけは、よく覚えています。著者はこの他に、「百舌の叫ぶ夜」などの警察物も書いていますが、こちらもオススメですよ。


景山民夫 「虎口からの脱出」



時は昭和3年、所は奉天。一瞬の爆風とともに、張作霖暗殺さる。唯一の目撃者である少女、麗華を追って、関東軍が立ち上がる。奉天軍、そして国民党軍も動きはじめた…。上海まで1600キロ、期限は3日。日中全軍を敵にまわして、デューセンバーグが中国の大地をひた走る。脱出なるか?日本冒険小説の金字塔、ついに文庫化。日本冒険小説協会新人賞、吉川英治文学新人賞受賞作。

景山民夫さんは、「遠い海から来たCOO」で直木賞をとっていますが、こっちの方が数段面白いです。追いつ追われつの逃走劇は、スピード感たっぷり。一気に最後まで読んでしまったのを覚えています。


佐々木 譲 「エトロフ発緊急電」


1941年12月8日、日本海軍機動部隊は真珠湾を奇襲。この攻撃の情報をルーズベルトは事前に入手していたか!?海軍機動部隊が極秘裡に集結する択捉島に潜入したアメリカ合衆国の日系人スパイ、ケニー・サイトウ。義勇兵として戦ったスペイン戦争で革命に幻滅し、殺し屋となっていた彼が、激烈な諜報戦が繰り広げられる北海の小島に見たものは何だったのか。山本賞受賞の冒険巨篇。

「ベルリン飛行指令」「ストックホルムの密使」と並ぶ、太平洋戦争3部作の2作目。島に潜入した日系人スパイと、島の女性とのはかない恋が泣かせます。大きな諜報戦の中で、強烈な個性を発揮するキャラたち。スリル・スピード・サスペンスの要素が全部詰まった、第1級の娯楽作品です。


真保裕一 「ホワイトアウト


日本最大の貯水量を誇るダムが、武装グループに占拠された。職員、ふもとの住民を人質に、要求は50億円。残された時間は24時間!荒れ狂う吹雪をついて、ひとりの男が敢然と立ち上がる。同僚と、かつて自分の過失で亡くした友の婚約者を救うために―。圧倒的な描写力、緊迫感あふれるストーリー展開で話題をさらった、アクション・サスペンスの最高峰。吉川英治文学新人賞受賞。

この作品は織田裕二主演で映画化もされたので、ご存知の方も多いと思います。でも、絶対に、小説の方が面白い! まさに和製ダイ・ハード。スリリングなストーリー展開に、絶対にあきらめない、死なないヒーロー。これも、寝る間を惜しんで、一気に読んでしまいました。真保裕一は、どれも面白いのですが、他に、偽札作りをテーマにした「奪取」という作品も、オススメです。

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